2020年8月15日 16:23 | 無料公開
太陽工業の「デルタパネル」の設置イメージ
テントメーカーの太陽工業(大阪市)は約10分で組み立て、豪雨時の建物への浸水を防ぐことができる防水壁を開発した。土のうを積むのに比べて設置時間を大幅に短縮。全国的に記録的な大雨による被害が相次ぐ中、水防ツールとして店舗やマンションなどに売り込みたい考えだ。
名称は「デルタパネル」。テントに使う膜素材のシートを用い、水が浸入する部分を帯状にガードして被害を抑える仕組み。土のうだと、土を詰めたり、土のうを積み上げたりする作業が必要で、設置まで時間がかかるという問題があった。
価格は5メートルタイプが22万円。緊急時以外は折り畳んで収納できる。