米7月の財政赤字47%減 6兆円、納税集中で歳入増

 【ワシントン共同】米財務省は12日、7月の財政収支の赤字額が前年同月比47・4%減の629億9200万ドル(約6兆7千億円)だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で猶予されていた納税の期限前に、法人税などの納税が集中したため歳入が膨らんだ。

 2020会計年度(19年10月〜20年9月)のこれまでの累積赤字は、前年同期の約3・2倍に当たる2兆8072億9500万ドルとなった。巨額の経済対策実施により、累計の赤字額は過去最大。

 7月の歳入は、前年同月の約2・2倍に当たる5634億9600万ドル。法人税などの収入が急増した。


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