TOB阻止へ個人株主説得 大戸屋HD社長

インタビューに応じる大戸屋ホールディングスの窪田健一社長

 大戸屋ホールディングス(HD)の窪田健一社長(49)は12日、共同通信のインタビューに応じ、大株主コロワイドによる株式公開買い付け(TOB)の成立を防ぐため、約6割を占める個人株主にTOBに応じないよう説得する手紙を送付したと明らかにした。

 TOBは25日が期限で、個人株主の動向が鍵を握るとみられている。連絡先が分かる株主には直接電話し、業績回復に向けた経営計画を説明している。窪田氏は「好意的な反応をいただいている」と強調した。

 コロワイドはTOBで大戸屋HDを連結子会社化し、経営陣を刷新する構え。


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