司法試験、3カ月遅れで始まる コロナ影響、感染防止を徹底

司法試験に臨む受験者=12日午前、東京都品川区

 新型コロナの影響で3カ月延期されていた司法試験が12日、始まった。試験会場を東京都と大阪市で1カ所ずつ追加して全国7都市10カ所とし、受験者の間隔を最低でも1m以上に広げるなど、感染防止策を徹底する。

 12、13、15日に論文式、16日に短答式を実施する。合格発表は来年1月20日。受験予定者は4100人。

 各会場には手指消毒のためアルコールを設置。発熱やせきなどの症状があり、新型コロナ感染が疑われる場合は受験を控えるよう求めた。

 東京都品川区の試験会場では、サーモグラフィーで受験者の体温をチェック。高かった場合は、詳細な体調を聞き取るなどしていた。


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