宮崎・山形の弁護士会が災害協定 遠隔地の利点生かし迅速支援へ

山形県と宮崎県の弁護士会がオンラインで開いた、災害時の安否確認などをお互いに担う協定の締結式。左は宮崎県弁護士会の成見暁子会長。右は山形県弁護士会の阿部定治会長=11日午後

 山形県と宮崎県の弁護士会は11日、災害時の安否確認などをお互いに担う協定を締結した。同時に被災する可能性が低い離れた県の弁護士同士が助け合うことで、迅速な被災者支援や、円滑な業務継続を目指す。両県弁護士会とも同様の協定を結ぶのは初めてという。

 宮崎県弁護士会によると、協定は南海トラフ巨大地震といった大規模な自然災害を想定。会員名簿を交換し、所属弁護士の安否をメールなどで把握する。被災者からの無料電話相談を受けたり、裁判所への手続きを代行したりすることが盛り込まれた。本年度内にも訓練をする予定。


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