米年金基金の中国系幹部が辞任 共和党、中国当局との関係に疑念

 【ニューヨーク共同】米最大の公的年金基金、カリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)は6日までに中国系米国人のベン・メン最高投資責任者(CIO)の辞任を発表した。辞任理由を「今は健康と家族に集中するのが重要だ」としている。共和党議員がメン氏と中国当局との関係に疑念を持ち、調査を求めていた。

 英紙フィナンシャル・タイムズは6日、「金融系のブログがメン氏の個人投資に関する情報開示が不十分だったと指摘していた」と報じた。

 メン氏は中国生まれで米国の市民権を持つ。中国の国家外貨管理局の副CIOを3年以上務め、昨年1月にカルパースにCIOとして復帰した。


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