2020年7月13日 23:55 | 無料公開
三菱UFJフィナンシャル・グループの亀沢宏規社長は13日までに共同通信のインタビューに応じ、新型コロナ感染拡大を受けた企業の手元資金確保の動きは「ある程度収まってきた」との見方を示した。ただ、売り上げの回復が遅れて財務状況が悪化する恐れがあるため、引き続き支援に取り組むと強調した。
三菱UFJ銀行を中心に、融資枠の設定を含め国内外で約12兆5千億円の融資を実行したと明らかにした。貸し倒れに備えた引き当ては「現時点で増やさないといけない状況ではない」と説明。今後は経営が揺らぐ企業が相次ぐ懸念があるが「資本の問題になるかどうかが一番の問題だ」と指摘した。