豪雨の農林水産被害、159億円 今後増加も

 農林水産省は13日、豪雨による農林水産関係の被害額が同日午後2時の時点で159億9千万円になったと発表した。調査はまだ一部で、進展次第で今後増える見込みだ。全国の広い範囲で農作物や農業施設、林野、水産関係に影響が出ている。

 農畜産物では、熊本、鹿児島両県を中心に被害が確認され、これまでの判明分は14億1千万円だった。水稲や野菜のほか、牛や鶏も水の流入の犠牲になった。農水省は、大雨特別警報が出された九州北部や岐阜、長野両県で大きな被害が想定されるとしている。

 農地やため池などの農業用施設は計773カ所で損害が見つかり、被害額は23億1千万円。


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