ロシア、改憲投票で大規模不正か 結果の改ざんなど監視団体ら指摘

ロシア憲法改正の全国投票で、モスクワの投票所を訪れたプーチン大統領=1日(AP=共同)

 【モスクワ共同】プーチン・ロシア大統領の長期続投に道を開いた憲法改正の全国投票を巡り、投票の強制や結果の改ざんなど「前例のない組織的な大規模不正」が行われた疑いがあると民間団体や専門家が指摘している。政権が「大統領への信任投票の勝利」と宣言した改憲の正当性に疑義が投げ掛けられた形だ。

 投票は6月25日から今月1日まで行われた。中央選挙管理委員会によると賛成77・92%、反対21・27%、投票率67・97%で改憲は成立した。

 しかし選挙監視の民間団体「声」は、全国の投開票動向を詳細に分析し、「中央選管が発表した結果は事実に反する」との報告を発表した。


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