20年上期の工作機械4割減 10年ぶり5千億円割れ

 日本工作機械工業会が9日発表した国内工作機械メーカーの2020年上半期(1〜6月)の受注総額(速報値)は、前年同期比39・9%減の4100億円だった。半期ベースで5千億円を割り込むのは10年上半期(4409億円)以来、10年ぶり。

 米中貿易摩擦の影響で受注が落ち込んだところに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で企業の設備投資がさらに下押しされ、前年水準を大幅に割り込んだ。

 20年上半期の受注額の内訳は、内需が40・5%減の1585億円、外需は39・5%減の2515億円だった。


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