部品かみ合わず制動力低下で事故 八景島コースター追突で調査報告

昨年8月に事故を起こした横浜・八景島シーパラダイスのジェットコースター(国交省提供)

 国土交通省の社会資本整備審議会は8日、横浜市の遊園地「横浜・八景島シーパラダイス」で昨年8月、停車中のジェットコースターに後続車両が追突し、乗客2人が軽傷を負った事故の調査報告書を公表した。レールと車体それぞれにあるブレーキ部品が一部でかみ合わず、制動力が低下したのが原因としている。

 報告書によると、コースターは、レールに設置された金属製の2本の板の間を、車両の底の部分にある板が押し広げながら通過して摩擦を起こし、ブレーキがかかる仕組みになっている。

 事故は昨年8月4日に発生。23人が乗ったコースターが、停止していた別の車両に追突し、2人がけがをした。


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