熊本豪雨、死者22人に 心肺停止18人、不明11人

球磨川(右上)の氾濫で被害を受けた熊本県球磨村の住宅地=5日午前10時56分(小型無人機から)

 熊本県南部を襲った豪雨で、県は5日、計19人が死亡したと発表した。八代市は、これとは別に3人の死亡を公表し、死者は計22人となった。県内では計18人が心肺停止状態、11人が行方不明となっている。また、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」で心肺停止状態で見つかった14人はいずれも入所者だったことが判明。残る入所者51人は5日、全員が救助された。被災地では雨が降り、気象庁は6日にかけ強まる恐れがあるとして、さらなる災害の発生に警戒を呼び掛けた。

 球磨川は上流から下流にわたり11カ所が氾濫。各地で土砂崩れが発生して道路が寸断され、広範囲で冠水した。


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