2020年7月2日 16:29 | 無料公開
兵庫県宝塚市で4人がボーガンで撃たれ死傷した事件を受け、県は2日までに、ボーガンの所持を全年齢で規制する条例の骨子案をまとめた。所有者に住所や氏名を県に届けるよう義務付け、違反者には5万円以下の過料を科す。
ボーガンは銃刀法による規制の対象外。県によると、成人を含めた所持の規制は全国初とみられる。有識者を交えて詳細な内容について議論し、9月県議会での条例成立を目指す。
骨子案ではボーガンについて「殺傷能力が高く、社会的な有用性が希薄」と指摘。所有者には公園や道路など公共の空間で使用してはいけないことを示し、安全に配慮した適正な保管や管理を要請する。