コロナ感染恐れ、通院自粛が2割 生活習慣病の患者を調査

 高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の患者の2割が、新型コロナウイルス感染を恐れて通院を自粛したことが、糖尿病の医師と患者による「血糖トレンド委員会」(東京)の調査で分かった。コロナ感染拡大の影響が日常的に医療を必要としている人にも“受診控え”として広がっている実態が浮き彫りとなった。

 調査は6月8、9日にインターネットで実施し、患者309人が答えた。通院をやめる、回数を減らすなどの形で自粛した人は20・4%。78・6%は変わらず、回数が増えたのは1・0%。

 自粛した人に複数回答で理由を尋ねると「新型コロナ感染予防」が77・8%と突出していた。


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