コロナ退治願い福岡で山笠制作 7月から櫛田神社で公開へ

新型コロナウイルス退治の願いを込めた飾り山笠の人形を制作する中村弘峰さん=6日午後、福岡市(魚眼レンズ使用)

 福岡市博多区の櫛田神社で7月15日に催される疫病退散の神事「祇園大祭」を前に、新型コロナウイルス退治の願いを込めた飾り山笠の制作が進められている。博多人形師の中村信喬さん(63)は「新型コロナ感染への不安が続く中、山笠を見て元気を出してもらえたら」と意気込んでいる。

 毎年7月に開かれる同神社の奉納神事で、夏の伝統行事「博多祇園山笠」は新型コロナの影響で来年以降に延期。神社や振興会などが飾り山笠の伝統をつなげようと制作を決めた。7月1日から同神社で公開する。

 題材は「清正公虎退治誉」と「桃太郎鬼退治誉」。加藤清正と桃太郎が虎や鬼を退治する様子を表現した。


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