ユーロ圏GDP12%超減も 新型コロナ影響深刻化で

 【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は4日、ユーロ圏19カ国の最新の経済見通しを公表した。新型コロナウイルス感染症流行が景気に与える悪影響が大きくなった場合として、2020年の実質域内総生産(GDP)が前年比12・6%減になると見込んだ。

 ECBは主要シナリオとして、同年の実質GDPが8・7%減になると予測している。ラガルド総裁は4日の記者会見で「前例のない景気悪化だ」と指摘した。新型コロナ流行の第2波が懸念される中、ユーロ圏経済への打撃が一段と深刻になる恐れが拭えない。


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