医療従事者に梅干しで疲労回復を 和歌山・田辺市、友好都市へ贈呈

和歌山県田辺市が医療従事者に贈る南高梅の梅干し

 梅の産地として知られる和歌山県田辺市が、新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療従事者に食べてもらおうと、友好・姉妹都市の北海道遠軽町、茨城県笠間市、堺市、島根県出雲市の感染症指定医療機関に南高梅の梅干しを贈る事業を進めている。市梅振興室の橋本善行室長は「疲労回復に役立つ梅で体力をつけてほしい」と話す。

 事業は同室が発案し、予算は約350万円。地元JAなどから梅干しを購入し、5月末に発送を始めた。1粒ごとに包装した梅干しに「コロナ対策。田辺市はみなさんを応援しています」と書いたラベルを貼っている。5日までに計2万8千粒を発送する予定だ。


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