大統領選へ、人種問題で応酬 トランプ大統領とバイデン氏

トランプ米大統領(右)とバイデン前副大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領とバイデン前副大統領は2日、白人警官による黒人男性暴行死事件を巡って互いに批判を応酬した。2人は11月の大統領選で対決するのが確実で、争点に急浮上した人種差別問題への取り組みを有権者にアピールしたい思惑だ。

 バイデン氏は国民向けに演説し「この国が長い間苦しんできた人種差別の傷を癒やす」と強調。トランプ氏については「問題の一部であるだけでなく、激化させている」と非難した。

 トランプ氏は2日、ツイッターで教育や貧困対策などを挙げ「私の政権は(奴隷解放宣言した)リンカーン(大統領)以来、最も黒人社会に貢献した」と自画自賛した。


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