中元商戦、コロナで様変わり 感染防止へ百貨店各社

日本橋三越本店のお中元特設売り場=2日、東京都中央区

 百貨店のお中元商戦が本格化し、日本橋三越本店(東京)は2日、特設売り場を設けた。新型コロナウイルス感染防止のため、顧客や従業員の密集回避策を取るなど販売現場は様変わり。各社はインターネット通販や、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり消費」への対応も強化している。

 日本橋三越本店では、密集を防ごうと売り場面積を例年の1・5倍に拡大した。商品を紹介する店員はマスクとフェースシールドを着けて接客し、試食は取りやめた。担当者は「安心を最優先した」と話す。

 大丸松坂屋百貨店は各店舗で商品見本の展示を取りやめ、ネット通販サイトでの購入を呼び掛けている。


  • LINEで送る