北の大地に球音響く 北海道初の独立リーグ

北海道初の野球の独立リーグ開幕戦でプレーする選手=30日、美唄市営球場

 新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が延期されている中、一足先に球音が響いた。北海道内で初の独立リーグとなる北海道ベースボールリーグ(HBL)が30日、美唄市営球場で開幕戦となる美唄―富良野の1試合を行い、産声を上げた。9―4で初戦を飾った富良野の野崎啓太主将(23)は「チーム全体としてほっとしている。やはり野球をやる以上負けたくない気持ちが強かった」と汗を拭った。

 当初予定の2日から1カ月近く遅れての開幕。直前まで観客を入れて開催することを模索したが、感染防止のために断念した。それでも選手は青く晴れ渡った空の下、声を張り上げグラウンドを駆け回った。


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