第2次補正予算案を閣議決定 総額31兆9114億円

2020年度第2次補正予算案が閣議決定され、記者会見する麻生財務相=27日午後、財務省

 政府は27日、一般会計歳出総額31兆9114億円となる2020年度第2次補正予算案を閣議決定した。約26兆円だった1次補正を抜き、補正予算としては過去最大となり、民間投資を含めた事業規模は117兆1千億円程度に達する。新型コロナウイルスによる経済危機を克服する追加対策として、雇用維持や企業の資金繰り支援を強化する。政府、与党は6月8日の国会提出、同12日までの成立を目指す。

 財源は全額を国の借金である国債で賄う。新規国債発行額は当初予算と1次補正を合わせた20年度全体で90兆2千億円に上り、歳出の56・3%を借金で賄うことになる。


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