地方バスや鉄道を補助金で支援へ 運行の維持に100億円超

 政府は26日、新型コロナウイルス感染症の影響で運賃収入が大幅に落ち込んだ地方の路線バス、鉄道などを補助金で支援する方針を決めた。2020年度第2次補正予算案に関連経費100億円超を盛り込む。各社は外出自粛に伴う利用低迷で経営が悪化。補助金の投入で住民の生活を支える地域の公共交通網を維持する。

 補助金は離島と結ぶ船舶や航空路線、タクシーも対象。各社は混雑による感染拡大を防ぐため、乗客が少なくても運行本数を極端に減らさないなどの対策を取っており、こうした運行経費の一部を補助。運転席と乗客の間を仕切るアクリル板の設置など、感染防止対策にも充てられるようにする。


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