WHO、医療現場マスク不足懸念 テドロス氏、過度の使用を戒め

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日「マスクを一般の人々が着用することで、医療従事者向けの供給不足が悪化する事態を懸念している」と述べ、手洗いや他人との物理的距離を取ることが難しいなどの状況下で一般人の着用も検討されるとしつつ、過度に使用しないよう求めた。

 テドロス氏は「マスクだけではパンデミック(世界的大流行)を食い止めることはできない」と言及。感染者を見つけて隔離し、手洗い励行や他人との物理的距離を取るといった措置を実施していれば、感染拡大防止は実現できると強調した。


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