ビデオ会議「ズーム」の利用急増 2億人超、安全性に懸念も

米新興企業「ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ」のビデオ会議システム(同社提供・共同)

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インターネットを通じたビデオ会議システム「ズーム」の利用者が急増している。しかし、プライバシーや安全性に関する問題が発覚し、運営する米新興企業「ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ」は対応に追われている。

 ズームは企業の在宅勤務や教育機関の遠隔授業で活用が広がり、3月の利用者数は1日当たり2億人以上を記録。昨年末の1千万人から急伸した。

 人気が高まる一方で、ズームを使った公開イベントで嫌がらせ行為が問題化した。中止に追い込まれたイベントもあり、ズーム社はパスワード設定などの防止策を呼び掛けている。


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