全授業オンラインで新学期始まる 名古屋商科大、コロナ感染対策

講義を教員と学生がオンラインでやりとりする遠隔授業を行う、名古屋商科大の吉井哲教授=6日午前、愛知県日進市の同大

 名古屋商科大(愛知県日進市)は6日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全ての講義を教員と学生がオンラインでやりとりする遠隔授業で新学期をスタートした。

 専用の機材で撮影、配信する授業を、学生はリアルタイムで視聴できるほか、学生の顔や発言も教員側のモニターで確認できる。学生同士のやりとりも可能で、ゼミ形式の授業にも導入される。

 同大学は配信専用の講義室を、学部と大学院で合計30室準備。5月26日までの学期で、約300の授業をオンラインで実施する。全学生にパソコンを無償で支給しており、遠隔授業の導入に大きな支障はなかったという。


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