防衛相、ジブチ撤収可能性に言及 新型コロナで

 河野太郎防衛相は3日の衆院安全保障委員会で、海上自衛隊の中東派遣を巡り、P3C哨戒機部隊が拠点とするアフリカ東部ジブチで新型コロナ感染が広まりつつあるとして、撤収の可能性に言及した。「プランA、B、CからZまで(想定している)。Zは撤収になる」と述べた。

 中東海域では、P3C哨戒機部隊が1月から、ソマリア沖アデン湾とアラビア海北部の公海で情報収集任務に従事。アデン湾では2009年から海賊対処活動も実施してきた。河野氏は日本が海賊対処から撤退すれば、再び海賊がはびこるとの懸念も表明。「日々状況を見ながら、しっかり判断ができるようにしたい」と強調した。


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