中国、コロナ死者を4日に哀悼 感染との闘い、終息アピール狙い

中国・武漢の病院で1月、治療を受けながら身分証を手にする、亡くなった李文亮さん。

 【北京共同】中国政府は3日、全国で4日に「新型コロナウイルスによる肺炎との闘争で犠牲になった烈士と同胞」を哀悼する活動を実施すると発表した。「感染との闘い」がほぼ終息したことを内外にアピールする狙いもありそうだ。

 公的機関や企業、在外公館で半旗を掲げる。公共の場での娯楽活動は休止する。午前10時からサイレンを流し、国民は3分間黙とう。車や列車などは警笛を鳴らす。

 湖北省政府は、肺炎発生をいち早く警告して処罰され、自身も感染して死去した医師李文亮さんを含む14人に「烈士」の称号を与えた。国営メディアは「党と国家が授与する最高の栄誉ある称号」だとしている。


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