ロシア、4月末まで外出禁止 プーチン大統領が延長表明

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は2日、テレビで演説し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国民に外出を原則禁止する期間を4月末まで延長すると表明した。当初は5日までを想定していた。

 プーチン氏は外出禁止期間を「有給休暇」と位置付け、雇用主に給与支払いを義務付けた。経済活動が停滞する中で、企業の倒産や失業者対策が喫緊の課題だ。

 ロシアでは2日、全国の感染者が前日から771人増えて3548人となり、感染者数の急増に歯止めがかからない。プーチン氏は人々の接触を制限することで感染拡大を食い止め、医療機関の態勢を整える狙いを強調した。


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