スペイン、90万人が雇用喪失 3月、社会保障統計

 【パリ共同】スペイン労働・社会保障当局は2日、3月に社会保障加入者が約83万4千人減少したと発表した。新型コロナウイルスの感染が急拡大した12〜31日の間に90万人近くが脱退しており、地元メディアは大流行により雇用が失われたと報じた。

 また3月の新規失業者は30万2365人。社会保障加入者の減少数、失業者の増加数ともに、記録上過去最多という。職を失っても直ちに失業者として登録しない人もおり、差が生じる。

 スペイン政府は14日に非常事態を宣言し、厳しい外出制限を適用。27日にはウイルスによる危機が続く間は企業の完全解雇を禁止することを決め、即日施行した。


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