大阪府、3千床確保へ クラスター対策で損失補償も

大阪市の繁華街・北新地=1日夕

 大阪府の吉村洋文知事は1日の記者会見で、新型コロナの爆発的患者急増に備え、入院先として3千床の受け入れ態勢を整備すると発表した。さらなる感染拡大を防ぐため、クラスターが発生した店舗や企業が名称公表などの協力要請に応じれば、損失を補償する意向も明らかにした。

 また、これまでの調査結果を踏まえ、大阪市北区の繁華街で少なくとも14人の感染者発生も公表し「新たなクラスターとなっている可能性が高い」と述べた。

 府は入院先として既に約600床の確保にめどを付け、千床への拡大を目指して作業を進めている。国の試算は、ピーク時に府内で最大1万5千床が必要としている。


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