求人倍率1・45倍に低下 届け出項目増の影響か

マスク姿で通勤する大勢の人たち=31日午前、東京都中央区

 厚生労働省が31日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は1・45倍で、1・49倍だった前月から0・04ポイント低下した。2カ月連続の減少。総務省が同日発表した2月の完全失業率(季節調整値)は2・4%で前月と変わらず横ばいだった。

 厚労省は1月から求人票の記載項目が増えたことで昨年12月に駆け込みで募集したり、募集を見送ったりした企業があったことが求人倍率減少の主な要因とみており「新型コロナウイルスによる影響は今のところデータ上では読み取れない」としているが、今後、有効求人倍率にも表れてくる可能性がある。


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