草津白根山で火山性地震増加 警戒レベルは2を維持

 気象庁は29日、群馬県と長野県にまたがる草津白根山(湯釜付近)で、28日午後10時ごろから火山性地震が一時的に増加したと発表した。噴火警戒レベルは2の「火口周辺規制」を維持。湯釜火口から約1キロの範囲に影響する噴火が起こる恐れがあり、警戒を求めた。

 気象庁によると、火山性地震は28日に17回、29日午後4時までに45回観測された。振幅の小さな火山性微動、わずかな傾斜変動も記録された。地震は29日午前6時ごろ以降は低調になった。

 白根山では昨年9月上旬ごろから湯釜付近で地震がやや増加し、火山活動が高まっていると考えられている。


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