米高裁、移民政策の一部差し止め メキシコ待機制度

 【ロサンゼルス共同】米サンフランシスコ連邦高裁は28日、米国に難民申請した中米諸国からの移民を隣国メキシコで待機させるトランプ政権の制度について、移民法に反し「全体として無効」だとして差し止めを命じた。米メディアが伝えた。不寛容な移民政策を打ち出すトランプ大統領の強硬姿勢に司法が待ったをかけた。

 米国土安全保障省は昨年1月、難民申請の審査結果が出るまでメキシコで待機させる「移民保護手続き」の運用を始め、米メディアによると、これまでに5万9千人以上の難民申請者がメキシコ側に送り返された。


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