休校で看護師出勤できず、北海道 帯広厚生病院、外来診療を縮小

 北海道帯広市の帯広厚生病院は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために北海道内の小中学校で始まった臨時休校の影響で、自宅にいる子どもの世話などで看護師の一部が出勤できず、予約がない外来診療を取りやめた。当面の間、外来診療の縮小を続けるとしている。

 病院によると、看護師約750人のうち約170人が出勤できなくなった。外来の縮小は、限られた人手を他の診療に再配分するための措置。病院では1日に1600人前後が外来診療を受け、そのうち約200人が予約外の患者という。

 担当者は「外来の規模を縮小しないと十分な医療を継続できないと判断した」としている。


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