1月のスーパー売上高、2%減 新型肺炎の影響は限定的

食品スーパーの売り場=東京都内

 日本チェーンストア協会が26日発表した1月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比2・0%減となり、4カ月連続で前年実績を下回った。昨年10月の消費税増税による節約志向に加え、暖冬による野菜の価格低下や衣料品の販売不振が響いた。新店を含めた全店ベースの売上高は1兆44億円だった。新型コロナウイルスによる肺炎の影響は限定的だった。

 協会の担当者は新型肺炎の影響について「現状では日常的な買い物全体を押し下げるほどの影響はないが、長引けば消費者心理を冷え込ませる心配はある」と話した。2月に入ってからも暖冬で売り上げが減少しているという。


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