政府、韓国大邱からの入国拒否へ 新型肺炎拡大で、清道郡も

25日、韓国・大邱で開かれた新型コロナウイルスの対策会議に出席する文在寅大統領(中央)(聯合=共同)

 政府は、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する韓国南東部の大邱市と慶尚北道清道郡に滞在歴のある外国人の入国を拒否する方針を固めた。26日午後の新型コロナウイルス感染症対策本部会合で決める。複数の政府関係者が明らかにした。これまで入国拒否は新型肺炎が発生した中国の湖北省と感染者が多い浙江省に限っていたが、初めて中国以外に広げる。

 韓国政府は26日、新たに169人の感染が確認され、感染者が計1146人になったと発表した。中国以外では最多。

 菅義偉官房長官は記者会見で入国拒否措置に関連し「日本への感染者の流入を防ぐことが不可欠だ」と述べた。


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