企業が21年秋に上場先選択へ 東証市場再編、基準も厳格化

 日本取引所グループ(JPX)は21日、傘下の東京証券取引所の再編について、現行の4市場から3市場への集約を柱とする制度改革の骨子を公表した。2021年9〜12月に企業が自ら新たな上場先を選択する手続きを行う計画で、22年4月1日の一斉移行を目指す。昨年12月の金融庁の提言に沿い、最上位市場の上場基準を厳格化する。

 大企業が対象の1部を「プライム」、中堅企業向けの2部と多様な企業が集まるジャスダックを「スタンダード」、新興企業向けのマザーズを「グロース」に再編する。新市場名は仮称で、今年の年末までに制度の詳細を確定させる。


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