東芝機械が社長交代、坂元氏に 旧村上系のTOBに対応

 東芝機械は21日、坂元繁友副社長(61)が同日付で社長に昇格したと発表した。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京)が4月16日まで株式公開買い付け(TOB)を実施しており、対応に当たる。三上高弘社長(60)は代表権のない取締役に退く。

 交代の理由については、経営基盤を一層強化し、4日に発表した中期経営計画を確実に遂行するためだと説明している。ただ、旧村上ファンド系投資会社と買収防衛策の発動を巡って対立が続いており、財務など経営企画部門に明るい坂元氏が社長に就任し、戦略を立てる狙いがあるとみられる。


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