第五福竜丸の池田正穂さん死去 元乗組員、米水爆実験で被ばく

池田正穂さん

 1954年、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員池田正穂(いけだ・まさほ)さんが20日午後4時16分、胃がんのため静岡県藤枝市の病院で死去したことが21日、分かった。87歳。静岡県出身。葬儀・告別式は25日午前11時から焼津市浜当目894の1、三和葬祭紫雲殿で。喪主は次男弘志(ひろし)さん。

 54年3月1日、第五福竜丸に乗船し、太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁付近で操業中に、米国の水爆実験で被ばくした。


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