NZ地震から22日で9年 遺族が現地に、「親は忘れず」

21日、ニュージーランド・クライストチャーチで、被災地を訪れた鈴木喜久男さん(共同)

 【クライストチャーチ共同】日本人を含む計185人が亡くなった2011年2月のニュージーランド地震は22日で発生から9年となる。追悼式典出席のため現地入りした名古屋市の看護師鈴木陽子さん=当時(31)=の両親が21日、被災現場などを訪れた。

 陽子さんの父喜久男さん(73)と母千鶴子さん(72)はこの日、陽子さんら日本人留学生28人が犠牲になったクライストチャーチのカンタベリーテレビ(CTV)ビル倒壊地や追悼式典会場の国立追悼施設などを訪ね、手を合わせた。

 喜久男さんは「少しずつ忘れられていく出来事なのかもしれないが、親にとっては一生忘れられない」と話した。


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