中国、感染の終息見通せず 対策始動から1カ月

中国・武漢市内に設置された臨時病院=17日(新華社=共同)

 【北京共同】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの対策を中国の習近平指導部が本格化させてから20日で1カ月たった。当局は国民の移動制限や企業活動の停止といった強制措置で封じ込めを図ってきた。ただ初動の遅れが響いて湖北省を中心に深刻な状況が続き、終息は見通せない。中国本土の死者は2100人を超え、感染者は7万5千人に迫っている。

 中国当局は1月20日、習国家主席が新型肺炎を「全力で予防、制圧する」よう指示を出したとして対策を本格始動させた。23日には湖北省武漢市から外部への感染拡大を封じ込めようと、列車や航空便を止めて市外との交通を遮断した。


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