1月の訪日客1・1%減 新型肺炎、2月以降は激減必至

 観光庁は19日、1月に日本を訪れた外国人旅行者は前年同月比1・1%減の266万1千人だったとの推計を発表した。前年割れは4カ月連続。昨夏以来の韓国人客の大幅減が引き続きマイナス要因となった。中国人客は22・6%増の92万4800人と、1月として過去最多だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で2月以降は激減が必至だ。

 中国人客の増加は、昨年は2月初旬からだった春節(旧正月)休暇が今年は1月下旬に始まり、感染拡大の影響が出るまでは海外渡航が活発だったことが影響した。

 日中を結ぶ航空路線は運休が相次いでおり、訪日観光への影響も長期化する恐れがある。


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