日中外務省幹部が北京で会談 習氏来日や感染対策で協力

 外務省は19日、滝崎成樹アジア大洋州局長が中国の羅照輝外務次官と18日午後に北京で会談したと発表した。4月で調整される習近平国家主席の国賓来日に向けて準備を進める方針で一致。新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する協力を確認した。

 外務省によると、両氏は北朝鮮情勢でも意見交換した。習氏来日を巡っては、ドイツでの今月15日の日中外相会談でも準備を申し合わせた。だが、中国が3月5日からの全国人民代表大会の開催延期を事実上決めたため、先送りされる可能性が高いとの観測が出ている。

 滝崎氏は中国外務省の呉江浩アジア局長とも会談した。


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