原油下落基調に、新型肺炎が影響 産油国、協調減産強化も

 【ニューヨーク、ロンドン共同】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に伴って経済活動が停滞し、燃料需要が減るとの観測から原油相場が下落基調になっている。27日のニューヨーク原油先物相場は5営業日続落。指標の米国産標準油種(WTI)の3月渡しが前週末比1・05ドル安の1バレル=53・14ドルと約3カ月ぶりの安値で取引を終えた。

 英紙フィナンシャル・タイムズによると、原油価格の下支えを目指し協調減産を行っている石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国は減産の強化を検討している。


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