2020年1月28日 06:40 | 無料公開
【ロンドン、ニューヨーク共同】原油協調減産を手掛ける石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国が、追加減産する案が浮上したことが27日明らかになった。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に伴って世界の景気が減速し、需要が減るとの観測が浮上。原油価格が下落しているためだ。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が報じた。
27日のニューヨーク原油先物相場は5営業日続落。指標の米国産標準油種(WTI)の3月渡しが前週末比1・05ドル安の1バレル=53・14ドルと約3カ月ぶりの安値で取引を終えた。今月で最も高かった6日の終値から10ドル余り下げた。