米弾劾、与党議員が証人尋問賛成 ボルトン氏著書で

27日、米ワシントンで、弾劾裁判の審議に向かうコリンズ議員(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米上院の弾劾裁判で、与党共和党のロムニー、コリンズ両議員が27日、野党民主党が要求するボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の証人尋問に賛成する意向を示した。ボルトン氏が近く出版予定の著書で、ウクライナ疑惑を否定するトランプ大統領弁護団と食い違う説明をしており、本人から話を聞く必要があると判断した。

 上院多数派の共和党から他に2人賛成に回れば、証人喚問実現に必要な過半数に達する。ロムニー氏らは他の共和党議員も証人尋問に関心を示していると説明しており、今週後半に予定される採決に向けて民主党が切り崩しを進めている。


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