吹奏楽連盟、事務局長ら懲戒解雇 1億5千万円を不正受給

 全日本吹奏楽連盟は27日、給料に上乗せして計約1億5千万円を不正に受け取ったとして、50代の男性事務局長と40代の男性事務局次長を同日付で懲戒解雇した。事務局長は「給料の上乗せは前の理事長が認めた」と反論しているが、連盟は主張を裏付ける証拠はないとしている。民事、刑事両面で対応する。

 連盟によると、事務局長らは2010年4月〜19年12月、本来の給料に上乗せして計約1億5千万円を受け取った。事務局長が会計の責任者を務め、理事会に報告した決算書類では上乗せ分はコンクールの会場費や課題曲の楽譜制作費として計上していた。役員からの指摘で不正が分かったという。


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