一時1ドル108円台後半に急騰 新型肺炎の感染拡大に警戒感

 週明け27日午前の東京外国為替市場の円相場は、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に警戒感が広がり、一時1ドル=108円台後半に急騰した。今月8日以来の円高ドル安水準。対ユーロでも約2カ月ぶりに1ユーロ=119円台後半まで買われる場面があった。

 午前10時現在は前週末比51銭円高ドル安の1ドル=109円03〜04銭。ユーロは75銭円高ユーロ安の1ユーロ=120円29〜33銭。

 新型肺炎の感染者増加が世界経済に悪影響を及ぼすとの見方から相対的に安全な通貨とされる円がドルやユーロに対して買われた。円買い一巡後は持ち高調整の円売りドル買いも入ってもみ合った。


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