後部座席のベルト着用、39% 一般道、警察庁など調査

 警察庁と日本自動車連盟(JAF)が昨年11月、全国各地でシートベルト着用率を調査した結果、一般道路の後部座席は39・2%にとどまったことが24日分かった。前年の38・0%と比べ、やや改善したが、依然として低い実態が判明した。

 警察庁の2018年の統計によると、事故に遭った際、前後部両座席を合わせた致死率は、シートベルトを着用していない場合は着用時の約14・7倍に上った。同庁の担当者は「自分の命を守るためにも着用を徹底してもらいたい」と話している。

 後部座席は08年に着用が義務化された。違反点数は高速道が1点、一般道はなしだが口頭注意や指導を受ける。


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