「子どもの命守る法改正を」 いじめ防止、大津の遺族ら

 2011年に大津市でいじめを苦に自殺した中2男子=当時(13)=の父親(54)が22日、東京・霞が関の文部科学省で記者会見し、いじめ防止対策推進法を巡り「今国会で子どもの命が守れるような法改正をしてほしい」と訴えた。同市の越直美市長も同席した。

 いじめ防止法は、大津市の問題を受け13年に成立。遺族はその後も、いじめの定義をより具体化し、教育委員会や学校の責務を法律で詳細に定めるよう求め活動を続けてきた。与野党の勉強会は18年12月、こうした内容を新たに条文化する改正法案のたたき台をまとめた。


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